わが家では、子供が使うニンテンドースイッチのコントローラはサイバーガジェット社製の「CYBER・ジャイロコントローラー ミニ 無線タイプ(SWITCH用)」を2台使っています。
以前ボタンが押しづらくなってきてなんちゃって修理をしたのですが、それから1年程立ち、再びボタンが押しづらい状態となりましたので、本格的に修理することにしました。
※スイッチの純正コントローラではありません。ご注意ください。
サイバーガジェット コントローラミニ の使用評価はこちら
もっと簡単な修理方法はこちら
この修理方法は、以下のメリットがあります。
- 費用をかけずに修理できる
- また調子が悪くなったときに応用がきく
- 見た目が変わってオリジナルのコントローラに!
作業難易度 | かんたん |
道具 | プラスドライバー(小さいもの) マイナスドライバー(小さいもの、コントローラをこじ開けるために使用) 差し替えの導電ゴム(おもちゃ等の部品から採取) |
作業目安 | 約1時間 |
修理にあたり、サイバーガジェット製の交換部品をネットで探したのですが、純正コントローラと違い見つけることができませんでした。
導電ゴムの雰囲気は、純正の分とある程度は似ていましたが、同じではありませんでした。中には流用できるものもあるかもしれませんが、おもちゃのボタン部品と交換しています。
コントローラのボタンの状況
わが家で2台購入した、サイバーガジェットのコントローラですが、2台ともボタン(A、B、X、Y側)の反応が悪い状態になってしまいました。
いずれもボタンの裏側にある「導電ゴム」が劣化したためです。
今回は「導電ゴム」が破れてしまったため、以前修理した簡単な方法では対処できません。
分解して導電ゴムを交換することにします。
導電ゴムの交換候補を探す
この修理方法のポイントです。
わが家の場合、こどもチャレンジなどで、子供向けの電子おもちゃで使わなくなったものが大量にありました。それらを分解して、コントローラのサイズに合いそうな導電ゴム(ボタン)を探します。
安価な電子おもちゃの場合、導電ゴムとボタンが一体となっているのが多いようです。今回分解したこどもチャレンジ製品もすべてそうなっていました。
そのため、今回の場合は、コントローラのプラスチックのボタンも取り外し、導電ゴム兼ボタンに入れ替えすることにします。
コントローラを開く
まずプラスドライバーで、本体裏面5本のねじをはずします
マイナスドライバーで上下を分離します。
左右にツメでひっかかっています。少しチカラが入りますが、ドライバーで隙間を広げてこじあけます。
開いたら、基盤が大きく2段に分けて入っています。
ABXYボタンがセットされているのは奥側のため、まず手前側の基盤を外しにかかります。
2つの基盤が配線でつながっているので、白い部品とくっついている黒いコネクタを持ち上げて立ててから、配線をそっと引き抜きます。黒いコネクタがきちんと外れていれば、配線の引き抜きはマイナスドライバーで力はいりません。
そのあとネジ2本をはずして基盤をはずします。
コントローラのレバー部分がひっかかりますが、動かしながらはずすととれます。
上側のLRボタンはそのままでもよいですが、邪魔になるのではずしておきます。簡単にはずれます。
次に奥側の基盤のネジ2本をはずします。
1本はバッテリの下に隠れているため、両面テープでくっついているバッテリーを持ち上げるとネジが見えます。
両面テープはしっかりついていますが、じわっと持ち上げれば外れます。ネジをとるのが目的ですので、上側だけ持ち上げて全部を外さなくても大丈夫です。
奥側基盤のネジが取れれば、基盤をケースから外すことができます。
はずすとボタンの裏側の導電ゴムが見えます。
中身が汚れていれば、ついでに綿棒などで掃除していくのもいいでしょう。
ボタン・導電ゴムを交換する
ボタンの裏側の導電ゴムを外すと、劣化していることがわかりました。
ゴムの端がきれてきていたりします。以前の修理時点ではまだつながっていたゴムが、今回は完全にやぶれてしまっていました。
先に集めた、こども向けおもちゃボタンから、入れ替えるボタンの大きさ、高さがあっているものをみつくろいます。
そしてハサミ、またはカッターで適当な大きさに切り出します。
もともの導電ゴム側も、新しいボタンを入れる場所をあけるために思い切って切ります。
最初は少な目に切って、調整しながら切っていくのがよいです。
それぞれの部品をコントローラに置いて、位置関係がはまるかみます。
ゴムが重ならないように調整していきます。
ゴムがはまって位置が確定すれば、一旦基盤の2つのネジだけをしめてボタンの押し加減を確認します。
特に問題なければ、分解したのと逆の手順で取り付けしていきます。
基盤どうしをつなぐコネクタは、コネクタの蓋が開いている状態でケーブルを軽く差し込んでからパチッと押して固定します。
まとめ:修理はかんたん楽しい
作業が終われば、動作確認をします。
今回はボタンがプラスチックから導電ゴム一体型になりましたが、押し加減はそんなにかわりません。交換するゴムによって、変わると思います。
ボタンの見た目の色と雰囲気が変わって、押しやすさが復活して子供も喜んでくれました。
捨てるだけの電子おもちゃ(何でこんなに似たようなの次々くるの?)を有効活用できたのもうれしいいです。
交換した導電ゴムの素材によりますがが、プラスチックのボタンに比べると、少し押し加減が柔らかいです。
が、子供たちは気にせず使ってくれてます!
難しい修理ではありませんが、ご自身の責任でお願いします。
ボタンで困っていれば、ぜひお試しください!
純正コントローラも自分で修理してみました。
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