家の壁紙が剥がれたり、破れたり、欠けたりしたときの修繕方法です。
欠けた壁紙をキレイに修繕する小技(裏技)を実際に試した内容となります。
この記事はこんな人におすすめです。

・壁紙のはがれを補修したい
・壁紙が欠けていてキレイに直したい
・補修したいが同じ壁紙がない
作業難易度 | まあまあ簡単 |
工具 | カッターナイフ ドライバー |
作業目安 | 10分 |
用意するもの | ジョイントコーク |
費用 | \500 |
修繕したい壁紙の状態と、対応方法の一覧です。
壁紙の状態 | 対応方法 |
---|---|
めくれ、破れている | ジョイントコークで張り付ける |
隙間が見える | ジョイントコークで間を埋める |
壁紙の欠け(全面) | 引き戸の裏から取って張り替え |
壁紙の欠け(一部) | コンセントから切り出し張り替え |
壁紙のめくれや隙間の対応

壁紙のめくれや隙間がある場合は、ジョイントコークを使います。

めくれの場合はジョイントコークで貼り付けするだけです。
貼り付けてもめくれあがってくる場合、指先でギュッとおさえこみます。
手に付いても、洗うと簡単に落ちます。
失敗しても濡れタオルで拭き取ればやり直しがききます。
壁紙用のりの代わりとして、木工用ボンドは、厚みが出やすい、貼り直ししにくい、汚くなりやすいので、おすすめできません。
小さい範囲であれば家庭用のりを使った方がまだ良いと思います。
壁紙の隙間がでている場合、ジョイントコークで埋めて、指や濡れタオルであふれた余材料を取ればOKです。
ジョイントコークはいろいろな色があるので、壁紙に合わせた色を使います。
白い壁紙について、私の感覚では、完全なホワイトな壁紙は少なく経年で白さが落ちているので、やや色味かかった白を選んだほうが合って目立たないと思います。
欠けた壁紙の補修
壁紙がはがれてなくなってしまった場合、全く同じ壁紙があればよいですが、大抵は持っていないと思います。
また、まったく同じ壁紙でも、住んでいるうちに変色するため、新しい壁紙を貼ると見た目で境目がわかるような状態になりやすいです。
下の写真は、剥がれた壁紙に別の壁紙(新品の一部)を貼ったものです。
もともと同系色であるものの、模様も異なるので壁紙の違いがわかってしまいます。

引き戸で隠れる壁紙を利用する
壁紙を違和感なく張り替える方法は、今すでに壁についている壁紙をはがして張り替えるのが一番です。
とはいえ、今ある壁紙を使えば、その場所の壁紙はどうするの?という問題がでます。
以前、わが家で本職の壁紙屋さんが対応頂いたときは、以下の方法で対応してくれました。
同じ種類でも、新しい壁紙を貼ると経年の差がでるので違いが目立つそうです。
なお、このとき使った残りの壁紙は頂きました。
こういう機会があれば、壁紙を確保しておくと後々役にたつと思います。

引き戸の裏側は周りの壁紙と接していないため、多少違いがあっても気づきません。
この方法はきれいになりますが、新しい壁紙が必要になりますし、大掛かりです。
隠れている壁紙を使う
壁紙が小さく欠けてしまっている状態で、どうにかして同じ壁紙を今の家から取れないか考えていました。
押し入れの中や、冷蔵庫で隠れる部分の壁紙から切って取ることも考えましたが、見える位置の壁紙を切るのは抵抗がありました。
また、壁紙がどんな感じで切れるのか、切ったときにどうなるのかもやってみないとわかりません。
悩んで探して思いつきました!
コンセントカバーに隠れている部分の壁紙を使ったら、失敗しても見えない!
コンセントカバー内の壁紙を利用して補修
作業の流れです。
なお、壁紙全体を掃除する場合は、補修作業前にしましょう。
貼り付け直後にぞうきんでふいたりすると、はがれる恐れがあります。
コンセントの電気部分には触らないため私はそのまま作業しましたが、不安な場合はブレーカーを落としておくと良いと思います。
まずコンセントのカバーを外します。
爪かマイナスドライバーでひっかけて引っ張ります。
その後、中の金具をドライバーでねじを緩めてとります。
下の写真は壁紙を切った後ですが、カバーで隠れている範囲の壁紙で補修ができるのか、サイズを確認します。

確認後、補修する範囲よりできればわずかでも大き目に切り取ります。
カッターはそんなに力をいれなくても壁紙はきれます。
壁紙は何層かになっていますが、どうせ隠れるのでだいたいで切りました。

次に、切り取った壁紙を補修範囲に重ねて、上から切ります。
このとき、壁紙2枚を切ることになるので、先ほどより少し強めにカッターで切ります。

切った後、めくっていきます。

切ったところに、ジョイントコークを塗ります。

コンセントから切り取った壁紙を貼り付けます。
ピッタリです。
あふれたジョイントコークは、手か濡れタオルでふきとります。
近づいてみると模様の差がありますが、離れてみると気づかないレベルです。
ジョイントコークがなければ、小さい範囲であれば家庭用ののりを使う手もあります。

コーナー部分の剥がれも、同じ手順で補修できました。
きっちり張り付いて、見た目も部分交換したのがわからないレベルです。

その他の補修方法として、壁紙の模様を型どってクロスをパテで作る商品もあります。
補修サイズが合わない場合、この商品を使ってみるのも手です。
まとめ
コンセントの裏側から壁紙を採取して、欠けたところに貼り付けすることができました。
壁紙を切るとなるとハードルがありますが、最初に切る場所はコンセントの裏側なので、まずここで感覚をつかむことができます。
元の壁紙を使うので、壁紙の調達がいらない、貼り付け後に違和感がないのが良いところです。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
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