冬の寒さがとにかく苦手で、寒さ対策と光熱費節約を兼ねて、DIYで窓を二重にしています。
毎年1回雪が少し積もるぐらいの比較的温暖な地域ですが、それでも冬は寒いです。
窓際からの冷気を少しでも防いで快適に過ごすために、プラダンやポリカ板を使って二重窓化などの防寒対策をしています。
ガラス窓自体とサッシが寒いので、そこをメインに対策しています。
プラダンを使った激安&簡単対応と、内窓の枠を作る少し手間のかかる対応、サッシに断熱テープを貼るそれぞれの方法を書いています。
どれも家や部屋を傷つけたりはしないので、賃貸でも大丈夫です。
戸建て、マンション、アパートに関係なく防寒対策できます。
この記事は、こんな方におすすめです。
・窓からの寒さをどうにかしたい
・光熱費を抑えてエコに防寒対策をしたい
・手間をかけずに寒さを和らげたい
・寒さ対策であまり見栄えが悪くなるのもイヤ
記事内の寒さ対策の対応パターンです。
窓ガラスだけでなく、サッシも寒くなる原因なのでそこにも対策をちょいちょいしてます。
対策場所 | 対応方法 | 使う材料 | 費用 | 作業量 |
---|---|---|---|---|
窓全体 | 二重窓化 | プラダン | ¥100 | 簡単 |
ポリカ中空ボード | \2000~\4000 | 少し手間かかる | ||
窓サッシ | サッシ断熱 | プラダン | ¥100 | 簡単 |
ニトムズのサッシ断熱テープ | ¥800 | 簡単貼るだけ |
プラダンまたはポリカ中空ボードを使うと、ボード自体に空気層があるのでさらに冷気を防ぐ効果があります。
工事業者などが使う養生用プラダンは激安(ホームセンターでは1畳サイズで最安で\200ぐらい)です。
とりあえずやってみて、失敗しても痛くないのがGood!
作業難易度 | 簡単~少し手間がかかる |
道具 | カッター (のこぎり) |
作業目安 | 5分~3時間 |
用意するもの | ・プラダン ・ポリカ中空ボード(ツインカーボ) ・OPPテープ または セロテープ ・100均クッション材 ・木枠(木の棒) ・ガラス戸レール、内窓レール |
費用 | ¥100~\4000 |
また、アルミシートや梱包用のプチプチ、スタイロフォームなどの断熱材を使うよりも、見た目はかなりすっきりしたものになります。
DIYの寒さ対策で使った、プラダン、ポリカ中空ボード、サッシ断熱テープについて書いていきます。
窓の寒さ対策① ー プラダン編
プラダンとはプラスチック製のダンボールの板ことで、私が寒さ対策で使っているのは2mm程度の薄いものです。
主に大工さんが養生用(搬入するものがぶつかっても大丈夫にする)に大量に使うようなものです。
わずかに背面が透けて見える乳白色のものを使っています。
ネットでもホームセンターでも取り扱いがあります。
プラダンの特徴です。
お店で買った場合は、持ち帰り時に風にご注意ください。
サイズが大きい場合は、思った以上に影響を受けます。私は車に運ぶ途中で、あおられてとんでいくところでした。
風に柔らかいため、折れてしまう可能性もあります。
折れてもすぐに切れてしまうことはないですが、白い筋がはいってしまいます。
プラダンでいろんな窓の全面を覆うのもできますが、全ておおうと圧迫感もでますし見た目もイマイチです。
部分的には二重窓にし、ある程度は見た目を気にしつつ目立たないようにDIYをしてます。
プラダンで簡単二重窓
準備として、窓のサイズにプラダンをカッターで切り、型をつけます。
端っこは透明のOPPテープかセロテープでとめます。
これでプラダンの真ん中が空気層として外との空気の出入りがなくなり、断熱効果がアップします。
プラダンを窓枠にはめ込みます。
これはトイレの窓です。外からの光が刺しているのがわかります。
日中であれば、電気をつけなくてよい程度に光がとおっています。
プラダンでサッシを部分的にカバー
窓のサッシ部分中心に、場所とサイズに合わせてプラダンを切り出ししてます。
プラダンはカッターやハサミで簡単に切れるのが良いところです。
プラダンの空気層が外と出入りしないようにするため、端っこはすべてテープで止めています。
テープはセロテープでもいいのですが、粘着力が強く幅があるOPPテープを使っています。
窓の下側のサッシに合うように、切ったプラダンを取り付けました。
窓とサッシの間に少しだけスキマがあるので、そこにはめ込みます。
窓際下からの冷気対策です。
窓の下側用です。
サッシの形にはめ込みます。サッシの縦枠にもプラダンを使ってます。
このサッシに当て込む場合、直射日光が当たる場所ではプラダンは劣化して2,3年でもぼろぼろになるので注意してください。
わが家の日光に当たらない場所では、5年以上は使えています。
その場合、OPPテープを貼ってあらかじめカバーしておくか、100均のシート状のテープを張るなどした方がよいです。
窓の寒さ対策② ー ポリカボード編
ポリカ中空ボードはホームセンターでは、サイズ毎に下の写真のように売られています。
私が使用しているのはツインカーボという商品名のものです。
配送料の関係で、1820mmなど大きいサイズであればホームセンターで買ったほうが安いかもしれません。
そこまでおおきくなければ、ネットで購入でも便利です。
風呂の窓を、ポリカ中空ボードで二重窓化
風呂にある窓から冷気が落ちてきて寒いので、ポリカ中空ボードで二重窓にしました。
木枠は使えないので、ポリカ板と端っこの100均プラスチック部品のみです。
浴室の窓枠サイズに切ったつもりが、少し高さがたりなかったため、端っこをレールで挟むとちょうどよいサイズになりました。
浴室の窓枠にはめ込むため、取り外し用に養生テープをつけています。
ポリカボードには穴はあけていません。
ポリカボードをはめ込みます。
完全にサイズが合ってないので、少し斜めに入れてピッタリにはめ込んでいます。
このお風呂の二重窓の効果は絶大で、はっきり違いがわかります。
ポリカボードで二重窓化をする場合、最優先でオススメの場所です。
以前は冷気が落ちてくるのがわかって不快でしたが、つけると冷気はなくなってお風呂が快適になりました。
部屋と風呂場との温度差によるヒートショックの対策や、光熱費対策にもなっています。
お風呂に入ると、今までは窓側に水蒸気がついていましたが、ピッタリはめることでポリカボード側のみに水蒸気がついている状態になっています。
毎年冬の間はずっとつけっぱなしなので、取り外しの手間は1シーズンに1回だけです。
うまく密着しているようで、毎冬につけていますが7,8年ほどでカビが生えたことはありません。
窓枠付きのポリカ中空ボード二重窓
木枠+ポリカ中空ボードで、木の窓枠付きの二重窓を作りました。
これは縦長の大きさの違う窓2枚分です。
窓にはめ込むため、縦枠サイズは窓枠より少しだけ小さめに作り、上下に100均のクッション材をつけています。
向こう側がはっきり透けています。ほぼ透明のため、光はよく通します。
裏側と、端のクッション部分です。
ポリカボードの端は、空気が流れないようにテープでとめて、両面テープで木枠に貼り付けています。
寝室の窓にはめ込んでます。
夜寝るときに窓からの冷気がじわっと来ていましたが、明らかに寒さがましになりました。
窓枠とポリカボードの組み合わせはチープ感はないので、このサイズの窓につけていても私は気になりません。
また、カーテンをかければ、二重窓は見えなくなります。
下の写真ではトイレの小窓にはめ込んでます。
寒いルーバー窓の網戸部分にもポリカ中空ボードをはめ込んでいるので、結果三重窓状態になってます。
トイレの窓からの寒さは相当和らいでますが、換気扇があるのでやはりトイレは寒いです。
もう1枚、下の写真は70cm程度の四角い窓枠用のポリカボードの二重窓です。
階段途中の窓にはめ込みます。
この窓はリビング階段にあり吹き抜けになっていて、ドアもないため窓からの冷気が直接降りてくるのが不満でした。
ポリカボードの二重窓で、少し寒さがましになりました。
この窓はもともと寒さ対策でハニカムスクリーンをつけていました。スクリーンをおろすと二重窓をつけているのは全くわからなくなります。
スクリーンから見える外からの光は、自作の二重窓をつける前と変わらないレベルです。
ルーバー窓の三重窓化
少し上の写真でトイレの窓にポリカボードの窓枠をつけていますが、トイレの窓がルーバー窓で、これが冷気を通すのでとても寒いんですよね。
ルーバー窓とは、窓についているハンドルを回すことで、ガラス板やアクリル板の角度を変えて開け閉めする窓です。
トイレやお風呂についてることがあります。
最近の断熱性を考慮した住宅には、あまりついてないかもです。
ルーバー窓の網戸部分をとりはずします。
網戸部分の裏(家の外側)にはまるように切ったポリカボードを並べています。
網戸部分にはめ込みます。網戸の取り外し部分は稼働するので、ポリカボードを少し切り欠きしています。
網戸部分を表からみると、こんな感じです。
網戸があるので、ポリカボードの縦筋は全然気になりません。
網戸部分を窓にもどしました。
ルーバー窓をハンドルで開けることはできますが、ポリカボードに当たって全開にはできません。
でも風が通らなくなっているので、開ける意味はないですね。
何しろルーバー窓は寒いので、少しましになりました。
見た目ももともと網戸がありますし、トイレですので全然気になりません。
窓の寒さ対策③ – サッシに断熱テープ編
ニトムズの窓のサッシに貼る断熱テープを使っています。
ハサミで簡単に切れ、粘着力が程よく、後が残らないのがいいところです。
主に冬の寒さ対策用のイメージですが、夏も含めて1年中貼ったままにしています。
夏のサッシから伝わる暑さも少しましかもしれませんが、冬ほどの効果はわかりません。
冬はサッシの結露がなくなる、あるいは少なくなるので効果は感じます。
結露がよくする場所では、徐々にクッション感がなくなり4,5年ぐらいで張り替えました。
その他の場所では10年近くもっているので、総評としてはよい商品だと思います。
1年でみると高いですが、数年でみれば費用対効果はそこそこかと。
貼ると少し安っぽくみえるので、サッシの外枠や枠に隠れてる上部など、目立たない場所中心に貼っています。
と言いながら、冬を重ねるうちにだんだん貼る場所が増えてきました。
今住んでいる場所に数年住む予定があれば、そこまで高くはないので使ってみて効果をみてみるのも良いと思います。
優先して貼ったほうがいい場所(窓枠側のサッシなど)が、商品説明にかかれています。
サッシ枠に貼ってみる
主に下の写真の場所に貼っています。
窓枠側を優先して貼った方が効果が高く、テープ自体も目立たないです。
今の場所に数年住む予定であれば、高くないので1つ買って効果をみてみるのも良いと思います。
この断熱テープの応用編として、室内で結露する窓以外の場所(水道管など)に貼ることで、寒さ・結露を抑えることもできます。
まとめ
とにかく寒さが苦手で、少しでも快適に暮らしたく、試行錯誤しています。
昨今は電気代も高騰してますので、省エネ、節約になって一石二鳥です。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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