【DIY】壁埋め込みニッチ本棚を作る!動かせる棚にしてピッタリ収納できる!

壁埋め込み本棚 可動式タイプ DIY

以前に、増えたマンガの置き場所のために、壁に穴をあけて本棚を作りました。
ふたたびマンガの置き場所がなくなってきたので、別の場所を開けて本棚を作ります。
今回は、棚板の場所を動かせる可動式で作成しています。

別の埋め込み本棚の記事(棚板固定タイプ)はこちら↓です。

今回は棚の位置を変えれるようにしたので、コミックスのサイズや少し大きめの漫画本、小説も適度なスペースに変えて置くことができます。
壁埋め込みですので、場所をとることがないのがいいところです。

この記事は、こんな人におすすめです。

・壁に穴を開けて、埋め込みの棚を作りたい。

・収納スペースを増やしたい。
・後で棚板の位置を変えれるようにしたい。

作業難易度可動式にするのがそこそこ大変
工具シンワ下地センサー
シンワ下地探しどこ太
やすり(ハンドやすり
カッター(100均)
アサリのないノコギリ(ライフソークラフト145
のこぎり
ジョイントコーク
作業目安約12時間
用意するもの・1×6材(1820mm)×4本
和信ペイント ウッドステイン ホワイト
和信ペイント 水性ウレタンニス つや消しクリヤー
費用\6,000ぐらい

また、壁に穴をあけるのは抵抗があると思います。
私は、一番最初は目立たない物置の中の壁を壊して開けました。
その記事はこちら↓になります。

壁に穴をあける

今回穴をあけようとしていた場所は、部屋の入口で角になったデッドスペースです。
下の写真のところです。

以前に1度別の場所で穴をあけていたものの、開けようとしているこの場所にいい感じの空間があるかどうかわかりません。
コンセントや水回りのものがないので、だいたいは大丈夫かと判断し、迷う心を振り切ってすすめることにします。

穴をあける前の調査として、壁の裏側の柱や間柱の位置と石膏ボードだけの場所の境目を調べます。
まず、大まかな位置を下地センサーで特定し養生テープを貼ります。
この時点である程度の大きさがとれる見込みがたったので、ここで進めることにします。

次に、下地探しどこ太で針を刺しながら境目を特定して、開口する所に線を描きました。
下側は床からの巾木があるのあえで、そこが一番下とします。
上側は最大で手の届く場所までと考えていましたが、裏側に木など設置にジャマになる物がないかはっきりしなかったため、穴をあけて確認してから決めることにしました。

ニッチを開ける前の壁の状態

まず境目に書いた線に沿って、カッターで壁紙を切っていきます。
この時点では壁紙のみを切りますので、力はあまりいりません。
壁紙は後で本棚の後ろ側に貼りけるため、ある程度キレイに切り出するように注意しました。

壁紙をカッターで切る

切れた壁紙の間にカッターを入れて、少しづつめくっていきます。

カッターで壁紙をめくる

ある程度めくれると、下の写真のような感じになります。

壁紙が少し捲れた状態

ここまでめくれれば、そーっと引っ張ることで壁紙をはがしていけます。
子供でもできるので、めくってもらいました。

壁紙を手でめくっていく

ある程度めくれたので、中の様子を確認するために、ざっくり穴をあけていきます。

四隅はドリルで穴をあけて、カッターナイフで石膏ボードを切っていきます。
ちなみにカッターは100均です。
いよいよ後戻りできない所まできましたが、思い切って切っていきます。

下側にカッターで仮の穴をあける

ざっくり穴が開きました。
もう元には戻れない・・・ここからは突き進むしかない!

調査用の狩の穴が開いたところ

穴の中から、上に向けてカメラで撮って確認しました。
天井までの途中で、横に木材が取り付けてあるのがボンヤリと見えたため、上側はこの木材の位置までとします。
下から覗いた状態では距離感がわからないので、切断を進めてから位置を確認することにします。

穴からカメラ天井にむけて写真を撮ったもの

壁に穴を開ける範囲がわかってきたので、アサリのないのこぎり(ライフソークラフト 145)を使って切っていきます。
ライフソーは石膏ボードの奥の柱に沿って切りやすく、カッターで切っていくよりかなり効率が良いです。
引き回しのこぎりでも切断しやすいですが、柱を削ってしまうので、ライフソーが使いやすいです。

ライフそーで石膏ボード壁を切っていく

だいぶ空いてきました。

石膏ボードの壁がある程度開いた

さらに上側を開けれるところまで広げていきます。
下側は、棚を置いた際に床からの巾木の高さまでかさ上げするために、石膏ボードの切れ端を置いています。

一番上まで壁を切断して開いたところ

壁が空いた後は、端っこの余分な石膏ボードを切ったり削ったりして、木材とツライチになるように整えていきます。
また併せて、ハンドヤスリ(NTドレッサー 中目 S-10P)も使って削って整えます。
このハンドヤスリは使いやすく、かなり作業効率がよいです。

・石膏ボードの硬さであれば、ジョリジョリ削れる
・持ちやすく、ヤスリの形が三角で、狭いところや角部分も削りやすい
・石膏ボードを削る場合、ヤスリ面を交換しなくて大丈夫


穴の淵を整え終わると、後で入れる棚の現物合わせができます。
これで1×6材のカットする長さがわかります。
下の写真はホームセンターでカット後の木枠を、仮で合わせて確認しています。

壁に棚板の枠組みを借りで合わせる

また、剥がした壁紙をニッチの奥側に貼り付けしました。
裏板などは設置せず、石膏ボードの上に直接壁紙を貼っています。
貼り付けは、ジョイントコークを使っています。

壁紙を石膏ボード奥に貼り付け

埋め込み用の棚の作成

穴が開いたのでサイズをはかり、埋め込みするための棚板を切っていきます。
ホームセンターでは1×6材を切断してもらいました。
1×6材の幅側の切断は、壁の奥行が約12cmありすこし出るように13cm幅で切ってもらいました。
また、棚板部分も切断してもらいました。

棚板のサイズの元となる、壁の柱が少しいがんでいましたので、
棚の幅が上と下とで2-3mmほど差があり、後の組み立てでその調整に苦戦しました。

外枠を組み立てて、ねじで止めます。

組み立てた木枠

次に、外枠と棚板を塗装していきます。
壁の色が白で、木目を生かした白っぽい色合いで合わせたかったので、和信ペイントの水性ウレタンニスを使用しました。
これ以前にニッチ本棚を作った際と同じ材料、工程で塗装しました。

・やすりでみがく(#80→#240→#400)ぐらい
ワシン ウッドステイン ホワイト 2回 →軽くやすりがけ
ワシン水性ウレタンニス つや消しクリヤー 1回 →軽くやすりがけ

棚にホワイトステインを塗装していく

塗装が乾いたら、可動式の棚にするための穴をあけていきます。
穴の位置を一定かつ左右同じ高さにするため、治具(ジグ)をつくりました。
穴あけの場所を印つけした後、治具で位置を決めながらドリルで穴をあけていきます。

治具を使って棚板用のダボ穴をあけていく

穴あけは、3cm刻みで1段4か所で50段ほど。
合計で200カ所弱の穴あけをしました。
途中で稼働式にしなくても良かったと心折れかけました。

棚枠にダボ穴が開いたところ

棚をはめ込んでできあがり!

塗装した外枠を棚にはめ込みます。
ギリギリサイズだったため、何とか押し込みました。
すこしぐらつきがあったので、1か所ねじで奥の木材と固定してます。

固定のための天井側のネジどめ
棚枠が固定されたところ

棚を支えるダボは、ムラコシの差込み棚ダボを使いました。
このダボの良い点は、棚自体にダボの切り欠きが不要なところです。
よくあるダボであれば、棚板側にダボをささえる半円の切り欠きがいりますが、これはいりません。
それでいて飛び出し部分も小さいため、置く本のじゃまになりにくいです。
安くて使いやすかったです。

ムラコシ差し込み棚ダボφ3mm
ムラコシ差し込み棚ダボφ3mm

次に棚板の調整をします。
棚をつける柱の幅が完全に四角ではない影響をうけて、棚板のつける上段と下段で微妙に幅が異なるため、少しだけのこぎりで切って幅を調整しました。
下の写真は、切断した直後のものです。
また、ダボの取り付け位置を勘違いしており、その調整のため棚板の前面側に少し切り欠きを入れてダボがはまるように調整しています。
これは自分の採寸ミスです。。。
ダボ穴をきちんと位置決めできていれば、この切り欠きは不要です。

棚板の幅調整

ダボを差し込んで棚を置いてみました。
いい感じです!

邪魔になりにくいダボをつけて棚を置いた

最後に、棚板と壁面の境目は、コーキング材(ジョイントコーク)を塗り込んで仕上げました。

使用したジョイントコーク

まとめ

壁に穴をあけて、埋め込みの本棚を自作することができました。
棚板は取り外して、自由に高さを調整することができます。
といっても、ほぼコミックスサイズで使っています・・・

できあがったニッチ本棚収納 棚板は可動式

今回のこの位置は、ドアが通ったときに通るスペースのため、もともと収納物を置くことができません。
利用しようがないスペースに、いい感じで収納スペースをとることができました。
また、この壁の向こう側は隣の部屋のクローゼットのため、音の影響もあまりないと見込んでいます。

可動式にするための穴の位置決めや穴あけなど、自分には大変なところもありましたが、その分棚板を動かせること含めて、仕上がりには満足感があります。

壁に穴を開けて収納を作った記事はこちらのページにもあります。
こちらは隠し収納付きの棚を作成しています。
また、別の埋め込みの本棚を作った記事もあります。


最後まで読んでいただき、ありがとうございます。

DIY
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