わが家では2階の階段上にホール(というのもおこがましい小さなものですが・・・)があり、そこの腰高の高さの壁に穴を空けてニッチの本棚を作りました。
子供たちのマンガ(自分のマンガも?)が増えて置き場所がなくなってきてまして、家のお掃除大臣からは悪魔の書と言われ、捨てられる危険がありました。
本棚を買って場所をとってしまうのもイヤで、場所を取らずに本棚を増やしたい!
直前に目立たない場所の壁に穴をあけて収納を作ることが出来たので、その流れで壁に穴をあけて本棚を作ってみました。
ジャンプなどの単行本がちょうど入る奥行のサイズです。
この記事は、こんな人におすすめです。
・壁に穴を開けて、埋め込みの棚を作りたい。
・収納スペースを増やしたい。
・ニッチを作ってみたい。
作業難易度 | 普通 |
工具 | シンワ下地センサー シンワ下地探しどこ太 やすり(紙、ハンドやすり) カッター(100均) アサリのないノコギリ(ライフソークラフト145) のこぎり ジョイントコーク |
作業目安 | 約8時間 |
用意するもの | ・1×6材(1820mm)×2本 ・和信ペイント ウッドステイン ホワイト ・和信ペイント 水性ウレタンニス つや消しクリヤー |
費用 | \3,000ぐらい |
壁に穴をあける
今回穴をあけようとしていた場所は、下の写真のところです。
もともと真ん中に穴が開いているので、その周りを同じ感じで開けれるだろうと想定していました。
壁の裏側の木材の場所と石膏ボードだけの場所の境目を調べます。
大まかな位置を下地センサーで特定し養生テープを貼り、下地探しどこ太で境目を把握した上で、開口箇所の線を描きました。
今回あける壁は、建築中にお邪魔させてもらったときに写真を撮っていたので、中の構造がどうなっているかが予想できました。
当時はいろんな場所の写真を撮ったと思っていたのですが、入居後DIYをしようとしたときには映っていない場所も多く、もっと撮っておけば良かったと後悔。
同じ場所ばかり撮影しているんですよね。
動画で撮ってねり歩いてもよかったなあ。
開口部に沿って、まず貼ってある壁紙をカッターで切りました。
切れ込みが入った壁紙を、端っこからはがします。
この壁紙は、後で壁の奥に貼って利用することにしますので、できるだけ丁寧にはがします。
カッターで角を持ち上げて、ゆっくりと引っ張ると剥がれました。
後で貼る長さとしては木枠の部分があるので、一旦少し小さ目のカットになっても問題なしです。
壁紙が剥がれたら、枠にそってカッターを入れていきます。
もう後戻りはできないので、えいやと思い切っていきます。
石膏ボードなのでカッターでも切れますが、途中からはアサリのないのこぎり(ライフソークラフト 145)を使ってみました。ぐいぐい切れて気持ちいい。
とても扱いやすく、たくさん切る場合は作業効率があがります。
引き回し鋸を使うのもよいと思います。
壁が空いた後は、端っこの余分な石膏ボードを切ったり削ったりして、木材とツライチになるように整えていきます。
この端っこを整えるのも、先ほどのライフソークラフトが役に立ちました。
アサリがなく適度にしなるので、ツラを合わせる木部にそって切りやすい。
整え終わると、後で入れる木材の現物合わせができます。
これで1×6材のカットする長さがわかります。
下の写真はカットした木枠木枠を、仮で合わせて確認しています。
さらに右側のエリアも同じように開口しました。
内部に余計な釘が残っており、そのせいで端っこを切る際に釘に当たったりしましたが、一通り開けることができました。
余分な釘については、ペンチで引っこ抜けるものは抜いて、どうしても抜けないものはカナヅチで叩いて木に押し込めました。
空いた空間にの後ろは、石膏ボードが見えています。
ここに最初に切り出した壁紙を、ボンドで貼り付けました。
壁紙の端っこは石膏ボードが見えていますが、棚で隠れるので気にしないでOKです。
石膏ボードだけで大丈夫か、薄い木の板を張り付けようか迷ったのですが、
・本を置くくらいなら強度は問題なさそう
・板を用意するのがめんどう
・板を置くと少し前に飛び出るのがいや
だったので、壁紙貼り付けだけでいくことにしました。
埋め込み用の棚の作成
穴が開いたのでサイズをはかり、埋め込みするための棚板を切っていきます。
今回は1×6材だったのでホームセンターでは切らずに、自分で切断しました。
2枚の1×6を重ねて切って、同じサイズになるようにしました。
そのあと、それぞれの板を組み立てていきます。
間の板を可動棚にしたいなーと思ったのですが、これまた面倒だったのと、ちょうどコミックスを4段置けるサイズだったので、可動させる必要もないなと思い、固定の棚でいくことにします。
※後日、別の埋め込み棚のDIYで、可動式の棚を作ってみました。
次に棚の色塗りをします。
壁の色が白で、木目を生かした白っぽい色合いで合わせたかったので、和信ペイントの水性ウレタンニスを使用しました。
前回はじめてニッチの棚を作ったのですが、それと同じような工程で色塗りしました。
壁紙と同じ白系統の色で、薄く木目が見えてるのがとてもいい感じです。
使用したウッドステインは屋内木部用でさらっとしていて塗りやすいです。
最後に塗ったツヤ消しクリヤーは、1液型でそのまま使え、屋内木部用ですのでこれも扱いやすいです。
木材の木目の雰囲気がある仕上がりがいい感じです。
どちらもニオイはほとんどなく、今は全く気になりません。
このウッドステイン、ウレタンニスは、こちらのDIYでも使用しています。
棚をはめ込んでできあがり!
できた棚をはめ込みます。
結構ピッタリサイズだったため簡単には入らず、少し角を削って調整を繰り返し、最後は押し込むことではまりました。
サイズがピッタリでほとんど動くことがなかったのでボンドや釘での固定はせず、若干のがたつきは下側に紙を挟むことで調整しました。
この後、壁面との境目は、コーキング材を塗り込んで仕上げました。
まとめ
壁に穴をあけて、埋め込みの本棚を自作することができました。
白い壁に合っていて良い感じです。遠目に見れば元から作り付けだったと思える仕上がりです(誰もほめてくれないので自画自賛)
ウッドステイン+艶消しクリアーの組み合わせは、木目を残した主張しない仕上がりが好きな人におすすめです。
ちょっとした図書館スペースみたいになっています。
置いてあるのはマンガだけですが・・・無事マンガの収納場所を確保でき、捨てられるのを回避できました!
壁に穴を開けて収納を作った記事はこちらのページにもあります。
こちらは隠し収納付きの棚を作成しています。
また、今回のDIYをベースにした可動式の棚バージョンも作りまして、こちらの記事になります。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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