わが家では階段下に物置があります。物置には階段との間に壁面スペースがあり、壁に穴を開けて収納スペースを作りました。奥行があったため、二重壁にして隠し収納を奥に設けています。
ちょっとした小物を置くスペースとして重宝しています。
DIYで、将来的には壁に穴をあけて本棚などのニッチを作りたいと思っていました。
今回の場所は普段は扉がしまっているので、失敗しても目立たないと思い、実験も兼ねて思い切って穴をあけてみました。
初めての壁の穴あけでできるまではどうなることかと思いましたが、ちょうどよい便利な物置スペースができました。
ニッチ収納を作ろうとしている方の参考になればと思います。
作業難易度 | まあまあ難しい |
道具 | シンワ下地センサー シンワ下地探しどこ太 引き回しのこぎり やすり(紙、ハンドやすり) カッター(100均) 金切りのこぎり(100均) ・・・じゃまな釘の切断用 のこぎり |
作業目安 | 約15時間 |
用意するもの | ・パイン集成材(1820×18×600mm) ・和信ペイント ウッドステイン ホワイト ・和信ペイント 水性ウレタンニス つや消しクリヤー |
費用 | \10,000ぐらい |
できた収納のスペースは、正面の開口部で高さ15cm、幅48cmほど開いています。
奥行は60cmほどあり、そのうち30cmまでは普段使える場所、その奥は隠し収納にしています。
石膏ボードの切断作業は大量に粉が落ちるため、粉が飛び散ってもよいようにカバーするなど準備が必要です。
壁に穴をあける
壁に穴をあける場所ですが、必ず住宅の内側の壁を開けましょう。
外壁側は開けてはいけません。
外との間の壁には断熱材が入っているため、断熱性能が落ちることになります。
また、水道や排水の管が通っている所も避けてください。
また、コンセント、スイッチがある場所の上下も電気コードが通っている可能性が高く、開けるのは適していません。
作る場所の候補がきまれば、壁の裏側に空きスペースがあるか、下地探しセンサーと、どこ太で針を刺して調べます。
今回の場所は、石膏ボードのみで壁に穴をあけても大丈夫そうに思えました。
最初に開けるのは勇気がいりましたが、思い切って開けていくことにします。
まず壁紙をカッターで大まかにきりとります。このとき、壁紙はあとでの利用を考え(石膏ボードの端をカバーするために巻き付けれる)、開口部より少し小さめに切り取っておきます。
そのあと、キリ、ドリルで穴をあけます。
そして引き回しのこぎりで内部にある木材に沿って切っていきます。
広げていくと、想定外で開口部の真ん中に木材が・・・・思ってたんと違う・・・
構造的にみて、石膏ボードに手をついたときに穴があいてしまうのを防ぐ支えのようなものっぽいので、切ってしまっても強度に問題ないだろうと判断。
思い切って切っちゃいました。
木材を切ると、下側からの釘が残りました。
釘を外すことが難しかったため、金切りのこぎり(100均)で切断しました。
木材の枠と石膏ボードの面が揃うように、カッターややすりで全体を削っていきます。
開口したことで、内部の構造がようやく見えてきました。
奥行が結構あり、600mm程度までとれることがわかりました。とはいえ、600mmも奥行きがあっても、ものの出し入れは使いにくいです。
また、右奥は階段が張り出していたため、そこまでの奥行はとれません。
ここで、左奥は奥行きを残しつつ二重壁にするアイデアを思いついたので、やってみることにします。
埋め込み用の棚の作成
現物の穴のサイズをはかり、埋め込みするための棚を作成します。
ホームセンターでパイン材(1820mm×16mm×600mm)の板を買いました。
だいぶ余るのですが、木材が値上がっているという話があったので、失敗したときとまた何かに使うだろうということで、大き目サイズで買いました。
ホームセンターでカットしてもらいましたが、斜めの部分は切断はしてもらえなかったので、自分で切断しました。
斜め45度の切断は、ソーガイドを使うとうまく切れます。
いったん仮で組んでみました、いい感じ!
次に棚の色塗りをします。
壁の色が白で、木目を生かした白っぽい色合いにしたかったため、和信ペイントの水性ウレタンニスを使用しました。
- 1.やすりでみがく(#80→#240→#400)ぐらい
- 2.ワシン ウッドステイン ホワイト 2回 →軽くやすりがけ
- 3.ワシン水性ウレタンニス つや消しクリヤー 1回 →軽くやすりがけ
薄く木目が見えてるのがとてもいい感じです。
使用したウッドステインは屋内木部用でさらっとしていて塗りやすいです。木目を残しながら色を付けたいときにいつも使っていまして、とても気に入っています。
木目がふわっと残りながらも少しづつ白くなっていくので、塗るのが楽しい!
最後に塗るツヤ消しクリヤーは、1液型でそのまま使え、屋内木部用ですのでこれも扱いやすいです。テカテカした感じが少なく木材の雰囲気を残したままの仕上がりになるので、これも気に入っています。
どちらもニオイが少ないです。
このウッドステイン、ウレタンニスは、こちらのDIYでも使用しています。
棚の奥に二重壁を仕込みました。同じニスを塗って色合いはそっくりです。
単に立てかけてるだけですが、少しだけ角度をつけているので倒れることはありません。
ちょございな仕掛けもできたので、天板をつけて組み立てます。
棚をはめ込んで完成!
できた棚を開口部にはめ込みます。
この写真の状態は、二重壁ははめておらず、奥まで見えてる状態です。
隠し収納の板をつけると、手間までの収納のように見えていい感じ!
まとめ
隠し収納付きのニッチ棚を作ることができました。
余談ですが、子供のころ、忍者屋敷にあこがれたことがあります。
隠し通路があったり、隠れる部屋があったり・・・
石川の忍者寺は、大人になっても興奮しますね。
そんなちょっとした遊び心をDIYに取り込むと、作るのもさらに楽しくなりますね。
白い壁に合わせて、木材は白ベースの主張しない塗装をしつつ、木目も見えるいい感じにしあがりました。
ウッドステイン+艶消しクリアーの組み合わせは、木目を残した仕上がりが好きな人におすすめできます。
壁に穴を開けて収納を作るのは、こちらの記事にもあります。
こちらは、本棚を作って埋め込んでいます。
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
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