ハサミで切れるカーテンを自分で切って使ってみました。
このタイプのものは、フリーカットカーテン、セルフカットと言われることもあります。
切って使って調べてわかった、種類による違いや選び方のポイント、おすすめ商品を説明します。
この記事はこんな方におすすめです。
・カーテン、のれんなどを自分で切ってサイズを調整したい
・フリーカットカーテンの特徴と種類による違いを知りたい
・選び方のポイントを知りたい
実際に購入して自分で切って試してみた内容は、下のリンクの記事になります。
フリーカットカーテンの特徴と、商品ごとの違い
フリーカットカーテンの特徴
普通のカーテンと比較すると、はさみで切れるカーテンは厚みがなく薄い傾向があります。
透ける、または光を通しやすい生地でできていますので、多くの商品は光をしっかりさえぎりたい場所には向いていません。
実物は、写真で見たイメージより生地が薄いと感じる可能性があります。
一方、厚みがない分、端に寄せて折りたたんだときにかさばらないのはいい点です。
また、暖房や冷房効率のためのリビング階段につけるなど、適度な透け感がよい場合もあります。
自分で切ることで、取り付け場所に合わせたピッタリのサイズに合わせれることが最大の特徴です。
費用も安く抑えることができます。
カーテン共通の購入時の注意事項ですが、「製品幅」と「取付幅」は違います。
実際に使うときはアコーディオン状にある程度折りたまれた状態になりますので、製品幅で購入すると幅が足りなくなります。
私はこれに気付かず、幅が足りなくて追加購入することになりました・・・(泣)
フリーカットカーテンの種類と違い
一見するとどの商品も似たり寄ったりに思えますが、少しづつ違いがあります。
私は気づかずに買って使っていましたが、あとで調べてわかりました。
違いがわかれば、自分が使いたいものを選ぶことができます。
主な違いは、以下の3点になります。
さらに細かく分類、説明をすると以下のような種類・違いがあります。
以下で種類による違いを補足します。
カーテンの取り付け方法による違い
3つのタイプがあります。
突っ張り棒で通すタイプは、多くの商品は最初から外から見える位置に穴が開いています。
ものによっては穴がなく、のれん風に生地の中を通すものもあります。
設置は最も簡単です。
カーテンフックをかけるタイプは、この中で2種類あります。
ひとつは、3cmぐらいの小さなフックをカーテンにひっかけて、カーテンレールかまたは丸形のリングランナーにひっかけて突っ張り棒で通すものになります。
もうひとつは、ふつうのカーテンに使うアジャスターフックをつけるタイプです。
設置はカーテンレールのみになりますが、アジャスターフックで高さ調整できること、フックをつける場所がしっかりしているのが特徴です。
アジャスターフックを使えるので、高さを調整できることもメリットです。
突っ張り棒とカーテンフックの両方が使えるタイプもあります。
この場合、多くの商品は専用の小さなフックを使うようになっています。
カーテンレールを使うと決めている場合は、カーテンに開いている突っ張り棒用の穴が目立ちます。
ただし、普通のカーテンで使うアジャスターフックと、突っ張り棒用の穴が外から見えないように両立している商品もあります。
カットできる方向の違い
縦・横ともカットできるタイプは、縦側をカットするために、カーテン生地に縦部分が薄くなっている場所があります。
そのため、その部分の縦の筋がはっきりしますので、見た目が気になる方は注意しましょう。
のれん的に使用する場合は、縦に切るでしょうからこのタイプの選択となるでしょう。
横(幅部分)のみカットできるタイプは、カーテンのすそを切って調整したい場合に使用します。
見た目や強度の面で、高さのみ調整したい場合はこちらのタイプの方がおすすめです。
カット幅の違い
10cmきざみなど指定の間隔でのみ切れるタイプは、切れる場所の生地がうすくなっています。
そのため、メリットとして切る位置がわかりやすいです。
また、切った位置の糸くず・ほつけが出にくい点もあります。
デメリットとしては、切れる箇所の線が若干目立ちますので、商品によっては気になるかもしれません。
指定場所以外を切ることもできますが、ほつれなど発生することがありえます。
また、カフェカーテン風で切れるタイプのものの中には、模様に合わせて切るようなカーテンもあります。
どこでも切れるタイプは、場所を気にせず切ることができます。
すそを切って縦の長さを床ぎりぎりにしたいときなどはこのタイプが融通がききます。
カーテンの模様によりますが、線がはっきりせず真っすぐに切るのが難しい場合があります。
目的ごとの選び方とポイント
商品はいろいろあるため、自分の用途・目的に合わせた商品の選び方をまとめています。
・カーテンを床ぎりぎりで切りたい
→どこでも切れるタイプ、あるいは1cm程度の間隔で切れるカーテンをおすすめします。
また、普通のカーテンに使用するアジャスターフックをつけれるタイプであれば、上側のフックでも高さが調整できます。
・カーテンの開け閉めが頻繁な場所に取り付けたい
→可能であれば、カーテンレールが使えるタイプをおすすめします。
開け閉めを快適にパタパタすることができます。
突っ張り棒タイプはつなぎ目部分で引っかることがあり、うっとおしくなる可能性があります。
ただし開け閉めせず、のれんのようにめくる場合は、突っ張り棒タイプでも気になりません。
・カーテンの両サイドを固定したい、スキマを少なくしたい
→カーテンレールが使えるタイプをおすすめします。
つっぱり棒タイプではどうしても端に隙間がでやすくなりますが、カーテンレールを使うタイプであれば、端を固定することで壁際に寄せやすくなります。
・縦の長さ部分だけ切り、横(幅側)は切る予定がない
→横カットのみ可能なタイプのカーテンがおすすめです。
縦カットの商品の、縦に切る部分の筋(模様の空き)が気にならなければ、どちらのタイプでも大丈夫です。
・カーテンレールを使用し、突っ張り棒を使う予定がない
突っ張り棒とカーテンフックの両方が使えるタイプは、選択から外すか検討余地ありです。
カーテンに開いている突っ張り棒用の穴が目立つためです。
穴が気にならないようであれば、選んでも大丈夫です。
おすすめ商品5選と特徴
実際に取り扱いされている商品について、それぞれの特徴と違いになります。
①TEIJINのエコリエ間仕切りカーテン
帝人のエコリエという高機能省エネ素材を使用した商品です。
断熱効果34%、紫外線遮蔽率85%、遮像効果があります。
レース生地のため、透け感はあります。
カラーが14種類もあるのが特徴です。
取付方法 | 突っ張り棒とカーテンフックの両方可能 フックの場合は、付属の小さなものを使用 |
カット方向 | 縦・横とも可能 |
カット幅 | 長さは1cm単位で可能 縦はセンターラインでカット可能 |
②濃いめ色使いのフリーカットカーテン
断熱効果22%、紫外線遮蔽率80%、遮像効果があります。
カラーが8種類あり、やや濃いめの色使いなのと、10cm刻みのカット位置があるのが特徴です。
取付方法 | 突っ張り棒とカーテンフックの両方可能 フックの場合は、付属の小さなものを使用 |
カット方向 | 縦・横とも可能 |
カット幅 | 縦・横とも10cm間隔の点線でカット可能 |
③抗菌消臭・花粉低減効果つきのフリーカットカーテン
空気清浄効果がある生地を使っており、臭いや菌を抑制し、スギ花粉アレルゲンを低減するととうたっています。
カラーが2種類あります。
取付方法 | 突っ張り棒のみ取付可能 |
カット方向 | 縦・横とも可能 |
カット幅 | 縦(幅)は8cm、横(丈)は9.5cm間隔のカットラインで切断可能 |
④ニトリのフリーカットカーテン
ニトリ取り扱いの、フリーカット間仕切りカーテンです。
3色あり、断熱効果26%です。
実店舗でも取り扱いがあり、私は店舗で購入しました。
縦横ともハサミで切れるとありますが、天井側のフック部分はしっかり作られていますので、裁ちばさみでないと切るのは固そうに思えます。
取付方法 | カーテンフックをつけるタイプで、付属のフックとリングランナーを使えば突っ張り棒でも取り付け可能 |
カット方向 | 縦・横とも可能 |
カット幅 | 横のみガイドラインが入っていますが、縦横ともライン以外の場所でもカット可能 |
私がニトリカーテンを切った部分は、少しのぎざぎざとほつけがでています。
これはカーテンが床につかないぎりぎりの位置で切ったため、ガイドでない場所だったからかもしれません。
ただ床側のため普段見ないので気にはなってません。
⑤アジャスターフックと突っ張り棒を両立したカーテン
突っ張り棒用の穴が外から見えない位置にあり(天井側の生地が輪っかになっておりそこを通す)、のれんのように使えます。
また普通のカーテンで使うアジャスターフックも利用でき、高さ調整ができます。
取付方法 | 突っ張り棒とカーテンフックの両方可能 アジャスターフック付属 |
カット方向 | 縦・横とも可能 |
カット幅 | 縦横とも10cm程度で可能 |
はさみで切るフリーカットカーテンの選び方:まとめ
切るカーテンといっても、いろいろ種類がありますので、その違いがわかれば失敗せずに目的にあった商品を選べます。
私は全然調べずにニトリの実店舗でなんとなく選んでしまいました。
そのため、後になってわかることがいろいろありました。
選択のご参考になればと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
コメント